日本の伝統である畳
爽やかな"い草"の香りや心地よい肌触りは、古来から日常に寄り添い、
和みをもたらしてくれる存在でした。
現代では洋室が一般化し、畳と触れあう時間は限られてきています。
“い草” に隠された自然の恵み
畳の素材であるい草には様々な天然の効果があります。
ムレを防ぐ吸湿性、においを防ぐ防臭性、細菌を防ぐ抗菌性、
踏み心地のある弾力性、保温・断熱性、リラックス性等
このような効果から、靴の中敷きに九州産(熊本・福岡)の
い草を使ったインソールを採用。
素足でも快適に過ごせる機能性を実現します。
畳は”い草”という植物からできています
身の回りの多くが無機物である現代において、
"い草"は有機物として直接体に触れる天然の素材です。
本製品を履く際には、”自分は自然の上に立っている”という発見をしていただき、
自然との関わりを考えるきっかけになれば嬉しく思います。
文化を守っていくために
洋室の普及により畳のある住居は減少し、需要が縮小しています。
また、安価な海外産のい草の輸入が増加し、現在日本国内で販売されている
畳のおよそ8割が海外からの輸入品となっています。
い草は、全国生産量の90%以上が熊本県内で生産されています
しかし、2002年には1,340戸あったい草農家は、2020年には363戸に減少(※)
国内におけるい草・畳文化の維持・継承は、危機的な状況と言えます
(※) いぐさ(畳表)をめぐる事情 令和3年7月 農林水産省
国産と海外産のい草・畳の違い
大きな違いは、い草内部の密度にあります。
国産い草の断面は繊維がギュッと詰まっており、表皮も厚く丈夫です
そのため耐久性に優れており、弾力がありしっかりとした踏み心地があります。
香りにも違いがあり、国産の畳にはい草本来の干し草の香りが感じられます
見た目も色ムラがなく、長く使っていただいてもツヤが損なわれない美しい畳です。